891 春の京都 #13

陽も傾き始めて斜めに射し込む光。
小道に照り返す光に目を細めながらレンズを覗き込む。
逆光の眩しさの中、景色の一部は色彩を失う。
黒く染まる景色は風景を一転させる。
時に光は事象を明るく照らし出さずに闇に消し去る。
見方を変えれば本質を浮き立たせているようにも思える。
光の依怙贔屓（えこひいき）なのかそれとも何かを伝えたいのか。
相変わらず僕は光を放っておけない。

光との会話
「814 太陽との会話 #2」（2007年7月7日更新分）
「771 太陽との会話」（2007年2月20日更新分）
「663 聴く心 #2」（2006年10月12日更新分）
「518 見上げてみる #3」（2006年5月20日更新分）
「452 太陽を撮る理由 #1」（2006年3月10日更新分）
「456 太陽を撮る理由 #2」（2006年3月14日更新分）
「457 太陽を撮る理由 #3」（2006年3月15日更新分）
「429 一筋の光 #2」（2006年2月12日更新分）
「360 近くて遠い」（2005年12月2日更新分）
「408 羨望の行く先」（2006年1月22日更新分）
「409 羨望の行く先の続き」（2006年1月23日更新分）
「390 太陽を知るということ」（2006年1月3日更新分）

太陽はカテゴリをひとつ作ってもいいくらい多い僕の3大テーマのひとつ。
「空」・「水」・「太陽」それぞれに相関関係がありつながっていることが多く、
カテゴリ分けするのが難しいため「空」のカテゴリに今は分類している。
「374 空を撮る理由 #9」（2005年12月16日更新分）