671 色彩の妙

花にレンズを向ける。
色とりどりの色彩が目に飛び込んでくる。
鮮やかだったり淡かったり落ち着いていたり実に様々だ。
その色合いに目を奪われ僕は花の本質を掴めずにいた。
だから時々、“色”を消し去り花を白黒の世界へ連れ込む。
やがて何度も見返しているうちに花との会話が始まる。
華やかだからこそ花と言える場合もある。
でも他の景色と同じ線上に並びある意味、裸になった花からは
その時しか聴こえない声が聴こえてくる。

モノクロの世界を語る
「039 3色の妙」（2005年1月5日更新分）
「152 模様」（2005年5月7日更新分）
「178 色の支配」（2005年6月2日更新分）
「199 空を撮る理由 #4」（2005年6月24日更新分）
「201 日常にある風景 #2」（2005年6月26日更新分）
「229 緑黄色野菜」（2005年7月24日更新分）
「277 色の喚起」（2005年9月10日更新分）