545 夜とオレンジと缶コーヒーと

オレンジ色再び。
路面に近づけばアスファルトの表面が艶（なまめ）かしく光る。
夜の景色にはオレンジがよく似合う。
クルマから降りて缶コーヒーを飲む姿も似合うと思う。
季節は真冬、でもマフラーだけのちょっとした防寒で外に出る。
手には熱い缶コーヒー、それもとびきり苦いヤツ。
濃紺のクルマのボディが夜の暗闇に溶け込んでしまいそうになるのを
オレンジ色が浮かび上がらせるように照らし出して助ける。
場所は夜景がひどくきれいな伊豆の十国峠で助手席には・・・
ご想像にお任せ。
オレンジ色はそんな空気感とストーリーを演出してくれる色。

オレンジ色再び、「499 僕のオレンジ色」（2006年4月26日更新分）～
「505 オレンジ色に染められて」（2006年5月2日更新分）で連続して紹介して
いた続きです。

コーヒーと僕
「011 夜と朝のコーヒー」（2004年12月5日更新分）
「005 幸せの確率」（2004年11月29日更新分）
「071 何もしない時間」（2005年2月9日更新分）

濃紺のボディのクルマ
KGC10