404 息づかい

機械の息づかいを感じたことがあるだろうか？
無生物の息づかいは荒々しく見ているだけで圧倒される。呼吸は一定ではなく時折、激しく噴き出してその余りあるエネルギーを排出しているように感じられる。煙なのか水蒸気なのかわからないけれど、余計なものを吐き出しているようには見えなかった。
それは自分の中で処理しきれないエネルギーが、わずかな苛立ちとちょっとの怒りに背中を押されて放出されているようだった。
言うなればマグマの噴火のようで、自らの意志を越えたところで噴き出す感じに似ている。噴き出す物体は気体なのに地鳴りのするような轟音を立てて、建物が揺れるんじゃないかというほど凄まじい。「113 都市の息づかい」（2005年3月更新分）を思い出した。
休むことなく絶えず稼動し続ける機械は自ら望んでのことなのだろうか。