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とうもろこし(玉蜀黍)を戴いた。それは生のとうもろこしで獲れ立ての産地
直送というやつだ。箱の中に紙切れが入っていてそれを読むと、もぎ取って 間もないものは茹でずに生のままで食べられるという。最初は生のとうもろ こしなんて食べたことなかったので戸惑ったけど取り合えず皮を剥いてみた。 鮮やかな黄緑色の皮の中からは、茹でたものより薄く透き通るような黄色い 身体をしたとうもろこしが姿を現わした。それを見たら、なんとなく抵抗感は なくなりすんなりと無造作に噛り付くことが出来た。予想を覆してその実は 柔らかく予期せぬ甘さが口に広がる。茹でた糖度の高い甘さとはまた違った 生野菜のような豊潤な自然の甘さだ。確かに、茹でた方が実も柔らかいし 甘さも増すように感じられると思う。でも、生のとうもろこしはさっぱりとした 飽きのこない甘さで気が付いたら1本全部食べ尽くしていた。日本はトウモ ロコシのほとんどを輸入に依存しているそうだけど、獲れ立ての生とうもろ こしを食べるには日本に居る限りは国産でしかそれは実現できない。
by designdk
| 2005-08-19 01:35
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