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4月も下旬になると青々と生い茂る芝生を目にするようになり、この日は休日で家族連れがのんびりと思いおもいの時間を過ごしていた。この日もそうだけど僕もよく愛犬と一緒に芝生を求めて遥々クルマで出掛けることがある。土や砂ではなく“芝生”の広場だからこそ足を運ぶ。たまに小さな公園などで柵に囲まれた中に「芝生に入るな」という立て札が立っているのを見かけることがある。庭園の歴史が深いロンドンでも公園内にある庭園を散歩したけれど、同じような注意書きを記したものを見た記憶がない。「庭園=鑑賞」という図式が人々の間に根付いているからだろうか。確かに観賞用の芝生も見た目にはきれいだけどやはり走り回れて寝転ぶことができる広場の芝生がいい。
もちろん芝生は若い芽の段階で踏んでしまうとダメになってしまうし人が踏みつければ当然、痛んでもしまう。そこで肥料や芝刈りなどきちんとした手入れが必要になり、それ相応の手間をかければまた回復するという。小さい頃には考えたこともなかったけれど、芝生は色々な人たちの理解と努力で保たれているのだ。
by designdk
| 2005-06-03 23:48
| 自然
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